グアテマラで最も評価の高い名門農園エル・インフェルトのマラウィ・ゲイシャになります。ブルボン種で同国の品評会を制したりティピカで優勝したり、「カップ・オブ・エクセレンス」ではパカマラをフィーチャーして前人未踏の三連覇を果たしたり受賞常連のNo.1農園です。このマラウィゲイシャはパナマなどで広く栽培されているゲイシャとはルーツが異なり小粒の豆になりますがゲイシャ特有のアロマが控えめな分、エチオピア・モカのようなフルーティで口当たりの良い柑橘系アロマが強く感じられ独自の雰囲気を持ったゲイシャに仕上がっています。

コスタリカのラ・ウニオン農園がセロアルトというミルで処理したビジャサルチ種ナチュラル精製になります。この農園の商品は品種や精製法の異なる複数商品が販売されておりますが、輸入商社の名古屋支店で高く評価されたロットがこれになります。精製法に関してはWH（ホワイト・ハニー）なども販売されているようですが、もともとナチュラル精製での評価が高い農園ですので今回もこれを選びました。圧倒的なアロマがあるとまでは言えませんが柑橘系のフルーティで上品な酸と秀逸なアフターテイストがあり素直に美味しいと感じる逸品です。

2023ニュークロップが30％ほど高くなるとの情報をいただいて新穀入荷時に商社倉庫に在庫が残っていたら、はき出される2022クロップを買う約束をしておりましたのでそれが届きました。ビニールの真空包装のまま未開封のため品質は殆ど新穀と差が無いと思います。エスメラルダ・ゲイシャは出来映えの格段に良いロットをプライベート・オークションにかけて、それに僅かに届かないものをプライベートコレクションとして特定商社を経由して一般販売します。本商品はそのプライベートコレクション・ゲイシャと銘打ったものになります。最近はごく少量だけナチュラル精製のものも販売されますが今年は輸入されませんでした。