ブラジル　バイーア州の小農家60世帯からの集買です。ブラジルらしからぬパインやマンゴーのようなフレーバーを有しナッツ感も備えております。ナチュラル精製のカツアイ種だそうです。この地方の収穫期が雨期に当たるため品質の良いチェリーを気候の安定した場所までトラックで運ぶようになり、その間に自然発酵したチェリーが通常のブラジル豆には無いクリーミーでフルーティなフレーバーを持つようになったと考えられております。

コロンビア　カウカのスペシャルティになります。コスパの高い豆を多く輸入している某商社が最近人気のカウカから標高の高い地域を限定して集めた豆をカップ評価で仕分けし、その中からスプレモ・グレードのものばかりを選別しスペシャルティ・コーヒーとして輸入した商品です。コロンビアらしいフルーティな酸味のクリーンカップでコクも感じられます。昨年末の輸入だったため為替レートも今より円高でお買い得になっております。精製はウオッシュドです。

インドネシア　スラウェシ島最高峰のグヌン・ラティモジョンという山の斜面にある小農家からの集買品になります。この地区は日本でも人気のあるトラジャ・コーヒーの産地としても有名で、かつて「トラジャ・ママサ」という名で某商社からコーヒーが輸入されていたこともあります。精製法がスマトラ式（ウエットハル）なのでオールドファンには懐かしいどっしりしたコクのある土の匂いがするような重みを受け継いでおりますが、ただそれだけではなく今風のフルーティなアプリコット、レーズンのような華やかなアロマも兼ね備えている点で面白い商品となっております。すっきりとした軽い感じだけのコーヒーよりも少し深みのあるものが好きという方も多くいらっしゃいますので、そうしたマニアにお勧めしたい商品です。