インドネシア　スマトラ島アチェの有機栽培コーヒー産地として知られるガヨマウンテンという山でジャコウネコがコーヒーの樹から熟した赤い実を食べて出す糞を採取し、その中から消化されずに残るコーヒー豆部分を拾い集めたものになります。十分洗ってあることと、高温で焙煎することで食用として問題はないとされます。インドネシアではかなり多くの家庭でもジャコウネコを飼っていて、コピルアックを作るため無理矢理コーヒーの実を食べさせたりするようですが野生のルアクは完熟した美味しい実だけを選んで食べるため、山で自然にできたものとはクオリティが異なると言われます。

コロンビア・ウィラの独自品種ピンクブルボンになります。ピンクブルボンは毎年この地区から仕入れておりますが今回はボンボ農協という地区農協がリリースしたものになります。同じ農協所属の農園が生産したピンクブルボンをずっと買い付けておりますのでピンクブルボンがどういう豆でどういう味覚特性があるのか知り尽くしているつもりでおりましたが取引商社から「これは超オススメです、今年仕入れた中でも別格のクオリティです」とやけにおすすめなのでまだ在庫が残っていると購入を躊躇いましたが押し切られてしまいました。実際にコロンビアらしからぬまろやかで桃みたいな甘みのある酸が好印象でなるほどと思わせてくれる逸品です。他のピンクブルボンと比べて脱殻後のレスティングに工夫があるようです。ニュークロップ輸入に伴い押し出された在庫残なので価格も現クロップよりかなりお安くなっています。

コスタリカのブエナビスタというブエナビスタ・マイクロミルで精製されたラ・イスラ農園のゲイシャです。レッドハニーと呼ばれるミューシレージを半分残した状態でチェリーを寝かせて発酵させるレポサドを行います。それによってパナマなどとは異なるゲイシャのフレーバーに蜂蜜のようなフレッシュな質感を重ねたような風味が加わります。昨年仕入れて大変好評だったため今年も買いました。パナマに負けないコスタリカ・ゲイシャということでリピーターさんの人気も高い商品です。