タンザニアのキリマンジャロ・トップグレードになります。タンザニア・キリマンと言えばキリマンジャロ山周辺の北部ンゴロンゴロやアルーシャというのがこれまでの定番でしたが気候変動によりかなり前から産地が南に移動していて本商品は現在キリマンの7割以上が生産されている南西部のものになります。

コロンビア・ウィラ地区の同名農園が作るパチェ種になります。伝統的なコロンビア豆らしいクリアな酸があり軽い発酵過程を経ているためかまったりとしたコクも感じられます。従来の軽くスッキリした印象のコロンビアっぽさを超えた印象的な風味があって面白いと思います。

いまでは絶滅危惧種に近いモカ種になります。モカという品種ながらエチオピアやイエメンとは何の関係もありません。かなり前まではブラジルのいくつかの農園とハワイ　マウイ島で栽培されておりましたが、ハワイからはほとんど輸入されなくなりブラジルでも毎年リリースされるのはこの試験栽培品と銘打ったごく少量のみしかありません。非常に爽やかな飲み口とレモンのような明るい酸があり根強いファンがみえます。